働き方改革について思う事

NHKの女性記者の方が4年前に過労死で亡くなっていたというニュース。

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NHKの対応の悪さが問題になっていますが、NHK批判は別の方にお願いして、私は別の視点から。

私は大学を卒業してから、忙しい業界でしか働いた事がないけれど、そういう業界では長時間労働が当然のようになっていて、定時に帰れるなんてありえない、みたいな。

日本人の横並びが悪い方向で出ちゃう例だよね。別に自分の仕事終わって帰るのなんて全然悪くないのに、早く帰るとみんなに悪いような気になって。少し偉くなって管理職なんてなっちゃうとますます帰れなくなるみたいな。

一般的に日本人は一回入った会社は定年までいるのが美徳とされているから、新卒で入った会社の常識がその人の常識になっちゃう。きっと、NHKの記者さんも夜討ち朝駆けが当然の世界で、選挙前は忙しいのが当たり前、ご飯食べる暇もない、トイレに行く暇もない、自分が若い時はもっと忙しかったんだからもっと頑張れみたいな事を言う上司がいる世界だったんだろうな。

自分もアホみたいに働いた結果病気になって思うけど、人によって耐性が違うことをみんな理解すべきだし、会社は働き方改革って言って勤務時間減らすだけじゃなく、仕事を減らさないとだめってこと。組織風土ってなかなか変わらないものだけど、本当に生き残りたい会社は従業員の健康守ってなんぼだよと。個人としても、健康を害してまで働かせる会社にノーと言える強さ(誰かの歌詞のようだけど)を持つ必要があるのではないかと思うわけで。

サイボウズの動画はなるほどです。

 

cybozu.co.jp

 

NHKの記者さんのご冥福を心からお祈りします。

そして、NHKの対応はおかしいと声をあげたご遺族の方に敬意を表します。

 

それでは、また。