監査法人で(会計士として)働くこと
もうすぐ監査法人を辞める予定なので、記憶の新しいうちに書いて置こうかと。
(ちなみに私は、東京の大手監査法人から地方の別の大手監査法人に移り、通算で10年働きました。)
監査法人で働くメリット
・色々な会社の実情をみられる
普通は自分が入社した会社の状況しかわからないけど、監査を通じて色々な会社の実情がわかります(もちろん全てではないですが)。自分が思う普通って、会社によっては通じないこともあるんだなと知ることができます。
・知識を利用してサービスを行える
会計って判断による部分が結構あるので、チームメンバーとディスカッションしながら答えを探すのが面白いです。その結果が、会社の意向と違う場合が辛い訳ですが。。
・ある程度の役職になると、自分の裁量で自由に働けます。
・給料が一般的な水準よりは高く、福利厚生がしっかりしています。私は地方在住ですが、海外語学研修にも行かせてもらいました。
一方、デメリットは、
・とにかく激務
3月決算だけを担当している場合は閑散期もあるけれど、3月決算以外も担当している場合は、何だか一年中繁忙期。4月、5月が超繁忙期って感じ。
・品質管理レビューが厳しい
監査って正解がないので、第三者の目が入ると必ず気になることが出てきて、これに対応するのがしんどいです。その指摘が納得感のあるものでない場合は特に。
・毎年監査メソドロジーの変更がある
監査基準委員会報告が変わってないのに、文書化することが増えます。もちろん、改定されるのには色々と理由があるのですが、現場レベルだと、これがきつい。
AIが監査法人に本格的に導入されたら激務も少しは改善されているかもしれませんが、2017年時点ではこんな感じです。5年後くらいに、「昔は大変だったよね。」となっていることを願います。
また思いついたら、追記しようかと思います。
それでは、また。